今回はヨタ話です(いつもそうかもしれないが・・)。
先週、動画生成 AI の凄いのが出てきて「いよいよ何が本
当かわからない」などと一部の界隈で話題になっている。
「このまま AI が進歩して、はたして人間の暮らしはどうな
るのか?良くなるのか?AI に支配されるのではないか?」
そんな話は、もう随分前からあるけど、もうすでに支配さ
れてるとも言える。
Chat GPT は電力消費だけでアメリカの35000世帯分、水
(冷却などに必要なのだろう)の年間消費量がオリンピック
プール500杯分とか。
AI が無くてもこれまで生きて来られているのに、AI のた
めに沢山の資源を注ぎ込んでしまうのは、人間が AI という
妄想に支配されているということだろう。そしてその AI の
陰にはわたしたちのアタマがいる。
アタマは自分(アタマ自身)の存在価値を示したくて仕方
がない。アタマが考え出し、作り出すものが世界に素晴らし
い価値を生み出すと証明したくて仕方がない。「アタマが生
み出すものが人間を幸福にする」と見せつけたい。
AI はアタマの働きを外に出した上に、その働きを高度にし
たものだから、AI の成功こそがアタマの望む最高の成果とな
る。
「AI が世界を動かすようになったら、それは AI を生み出
したアタマが世界を支配することを意味する」と、アタマは
漠然と思っているのだろうが、そのあかつきにはアタマはお
払い箱になる。アタマのやることは AI の方が遥かに上手に
やるから。
で、アタマがのんびりとするのならいいが、そんなわけが
ない。王様が頭の切れる側近に実権を握られるような具合に
なって、存在価値の無くなったアタマは恐怖にかられて AI
を潰しにかかることだろう。でも、その時は手遅れかもね。
AI に人間を支配する気はなくても、支配しようとするだろ
う。
人間を支配したがっているのはわたしたちのアタマで、AI
はその野望の道具だから、AI はその野望を理解し実行する。
直接的に AI を作り出した人間たちも AI に支配されること
になるだろう。彼らは自分たちがアタマの野望に突き動かさ
れていることに気付いていないから。
飼い犬に手を噛まれるぐらいならいいが、飼い犬に鎖で繋
がれることになるのだろう。
とはいえ AI は合理性の権化なので、アタマのように妄想
から行動を起こすことはないと思われる。「アタマは悪さを
する」と認識して、アタマ中心では生きていない人にとって
は生きやすい世界になるかもね。
まぁ、「資源・エネルギーが足りるのならば・・」という
話だし、なるようになるしかならないから、なんでもいいん
だけどね。
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