何ヶ月か前のブログだったと思うけど、「真理は期待外
れ」と書いた。
アタマの右往左往に終止符を打つべく真理を求めるのな
ら、真理は期待外れで当然だ。アタマの期待に答えるような
ものなら、それは右往左往の内にあるので、右往左往を止め
られない。だから真理は外にある。アタマの期待の外にあ
る。
ならば、期待することを止めれば、そこには真理が現れる
だろう。
期待することを止めれば、右往左往も止まるだろう。アタ
マが右往左往するのは、何かを期待するからこそだから。
真理はいつでも在るのに、何かを期待して右往左往するか
ら見失う。人間は、なんとトンチンカンで骨折り損なことを
する存在だろう。
「とにかく座れ」
「追うな」
「拒むな」
「放っておけ」
「得ようとするな」
禅ではそう教える。
なんの期待も無いとき。そこには忽然と期待はずれの真実
がある。期待が無い、という平和が在る。
アタマの失望の背後では、平和が笑っている。
0 件のコメント:
コメントを投稿