*追記
この回の話は、私がアメリカのメディア状況についてまったく無知であった時期に書かれています。書き直し・削除も考えましたが、「これも、人のアタマの悪さを感じていただく良い例だな」と思い、そのまま残すことにしました。まぁ、私のアタマの悪さが散りばめられているのは、この回に限った事ではありませんが・・・。
アメリカの中間選挙で、下院の過半数を民主党が獲った。
トランプは少しやり難くなるのだろうが、アメリカの中の
対立はさしあたりどうにもならないだろうね。
「〈アメリカ共和国〉と〈アメリカ民主主義合衆国〉にで
も分かれちゃえば? 」と、関係ない私はそんなことを口走
ったりしている。それとも、また南北戦争する?
その時々で自分に都合の良いことだけを言いつのり、自分
に批判的な者やメディアを「フェイク!」と切り捨てる人間
を、40%の国民が支持しているのだから凄い。ホント、“人
間は自分の聴きたい事だけを聴いている” という見本のよう
です。
《「正しい」とは、そういうことにしておけば気が済むと
いうことである》
そんなことアメリカ人の99.99%は思いもしない。
もちろんアメリカ人以外でも、99.98%ぐらいは思いもし
ないが・・(あくまで個人の感想です)。
アメリカにはアメリカの事情があって、トランプが支持さ
れる現実的な問題もあるのだろう。けれど、都合の悪いこと
はなんでも「フェイク!」と決め付け、それを真に受けて支
持する人間がかなりの割合で居るというのは、アメリカ人の
民度の低さを表沙汰にしていて、他人事ながら「あんたたち
それでいいの?」と心配になる。
現実の自分たちの暮らしを「月刊ムー」レベルの思考で判
断していいの? って。(あからさまなフェイクニュースは
楽しくっていいけどね。「東スポ」に載るような・・)
白人至上主義者やネオナチ、イスラム原理主義者や経済原
理主義者、フェミニズムの権化に環境原理主義者にヒューマ
ニズム陶酔者、さまざまな思想・宗教・民族・国家の蛸壺人
間たち・・・。
自分の気に入ることだけを「正しい」と言いつのる、
99.98%(ぐらいだと思う)の人間たちが地球上にひしめき
合っていて、世界はどうにもならない。みんな他人の話は聞
かない。
そして人口が増えすぎた事も、世界中の対立の大きな要因
だろう。
「自分の取り分が無い」という、弱い立場の人々の根源的
な不安と、「もっともっと欲しい」という、強者の狂った欲
望が絡まり合って・・・。さて、どうなることやら。
宮沢賢治が「世界の平和が実現しない限りは、個人の平和
は有り得ない」といった意味の言葉を遺しているのを、最近
知った。
賢治のような人であればそうだろう。苦しんでいる人の存
在を知れば、その苦しみを思いやって自分も苦しくなってし
まい、平和ではいられないだろうから、その気持ちは理解で
きる。
でもね、私はやっぱりこう思う。
《 世界が平和になれば個人に平和が来るのではなくて
すべての個人が平和になって初めて
世界が平和になるのだ 》
平和じゃない人は、世の中を乱してしまうからね。
世界が良くなるのを待っているうちに、人生は終わってし
まう。世界がどうであろうと、個人として平和にならなけれ
ば、自分の平和は来ない。
そして、〈“平和になった個人” による世界〉が生まれな
いことには、世界の平和は無い。
人は、自分で平和になるしかないのです。
誰かが自分を平和にしてくれることはないのです。そんな
気がすることも有るけれど「気がするだけ」です。優しくし
てくれる人がいたりするのは、もちろん大歓迎ですが。
自分自身を平和にする事が、真に世界の平和に貢献するこ
となのだと思う。そうだからこそ、釈迦も老子もソクラテ
スもキリストも政治は行わず、個人のレベルで語ったのだ。
〈平和〉って、「今の自分の状況を肯定できること」だと
思うんですよね
少なくとも、自分の置かれた状況を、暴力(肉体的な物に
限らず)や “特権的な力”、アンフェアなやり方で変えよう
としないでいられること・・。たとえ、その為に死ぬことに
なったとしても・・・。
それが〈平和〉なんだと思う。
『受け入れる心』とでも言えばいいのかな・・。
何が「正しいこと」かなんて誰も知らない。そもそも「正
しいこと」なんて存在しない。
“存在している事” を、「正しい」「正しくない」と、人
がそれぞれの都合で仕分けしているだけだ。
「正しいこと」があるとすれば、〈“存在している事” を
“問題” にしてしまわずに受け止められる姿勢〉の事だろ
う。
さて、このブログはフェイクだろうか?
受け取る人次第だね。
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