明日は参議院選挙の投票日で、自公が大敗するだろうとい
う見方が大勢を占めてる。まぁそうなるだろうと思うけど、
何事も蓋を開けてみなければわからないのは世の常ですね。
どうなるんでしょうね?
以前、「日本の政治は、左右ではなくて、中央と左右だ」
ということを書いたことがありますが、最近の政治を見てい
て、「あれでは不足だったな」と気付きました。「中央と左
右」だけではなくて、「中央と周囲」なんですね。
思想的な「左右」と、経済的・地政学的な「前後」、さら
に自然環境なども加えた「周囲」をふまえて、いかに中央で
バランスをとるか? それが政府の仕事だということです
が、いまの政権は中央のピーク(立体的正規分布の中央)か
ら、あまりにもあからさまにずり落ちてしまった。というわ
けで「もう降りろ!」と怒っている国民の数が閾値を越えた
ようですね。
自公政権とオールド野党のていたらくを見てると、「お前
らもう降りろ」というのは納得ですが、危惧することは有り
ます。
社会の中で新しい勢力が台頭してしてくる場合、それを推
す人たちが観念的な暴徒になることも世の常だということ。
「これまで間違っていたことを変えるのがいいんだ!」とい
う観念に取り憑かれて、視野狭窄を起こすことがよくあるの
は歴史にあきらかです。選挙で変わるのは政権だけではあり
ません。政権を推す人々が、はからずも変わってしまい、社
会が却っておかしくなったりもする。
ヒトラーもスターリンも、始めは真剣に国のことを考えて
いたことでしょう。支持者もそうでしょう。けれども人間は
手段と目的を取り違えるのが得意です。いつの間にか「国の
ため、国民のため」が「観念のため」になってしまって暴走
する。「観念(理想)のためには国民は二の次」になり、や
がて権力者が生まれて国民を喰い物にしはじめ、そして国民
は思う「なんでこうなった・・・」。自分たちが推したんだ
けどね。
これから日本の政治状況が本当に大きく変わるとするな
ら、私はそれを懸念する。
まぁ、すぐにそういうことが起こるとは思いませんが、5
年後、10年後に、自由にものが言えない世の中になったと
しても驚きません。コロナのときに私たちはそれを目の当た
りにしましたよね? アタマは悪さをします。
まぁ、先でどうなるかなんて誰もわかりませんし、今の政
権はロクでもないと私も思っています(当然、今の政権の方
が都合がいいという者もいる)。なので明日投票に行って、
結果を80%ぐらい「傍観者」の感じで見ていようと思いま
す。
《 世の中はたしなむ程度にしておきましょう 》
というのが私の生き方ですからね。
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