2018年3月1日木曜日

「そだねー」の効用


 流行りに乗って恐縮ですが、「そだねー」を気に入ってし

まいました。

 「そだねー」と言うと、お気楽な気分になれます。

 そして、「そだねー」は肯定の言葉ですから、誰も彼もが

なんでもかんでも「そだねー」と言っていれば、世界は平和

になります・・・。「そだねー」。


 しかし、世界は不平不満と反論と中傷と非難に満ちていま

す・・・。「やだねー」。


 今まで何度も書きましたが、エゴの仕事は “否定するこ

と” ですから、「そだねー」とは反りが合わない。「そだね

ー」が受け入れられるのは、たまたまエゴとエゴの利害が合

致したときだけです。「だよねー」。(なにやら懐かしい気

が・・。「歴史は繰り返す」というやつか?)


 エゴが得意とするのは、やはり「やだねー」です。

 否定したその反作用で、自分を立てようとします。

 エゴは文句を言うの大好き。

 エゴは文句を言われるの大嫌い。

 エゴは「自分は正しい」が、“正しい” と思ってる。

 エゴはたとえ苦しんでも「自分は正しい」を放さない。

 エゴは「自分が正しければ、死んでもいい」と思ってる。

「ジハードだ」。


 「苦しい」なら、間違ってるに決まってるのに・・。

 身体や心が「苦しい・・。お前、何か間違ってるよ・・」

と訴えかけても、エゴは耳を貸さない。

 身体と心が話し合う「ホント、エゴには困ったもんだね」

「そだねー・・・」。


 なので、エゴに対抗する為に、エゴが「やだねー」と言い

出す前に、やみくもでいいから「そだねー」を使っちゃう。

 脈絡がなくても、文章的におかしくても、嫌でも使う。


 「あなたはガンです」  「そだねー」

 「この能無し!」    「そだねー」

 「バーカ!」      「そだねー」

 「死ね!」       「そだねー」

 「住民税が未納です」  「そだねー」

 「かきくけこ!」    「そだねー」 
 

 生きることの主導権をエゴに握らせるぐらいなら、この世

の中のことは、取るに足りません。


 「病気になったら、悲しむ」

 「バカにされたら、怒る」

 「社会が無神経で面倒で機械的なら、ムッとする」

 「無意味なことには、怪訝な顔をする」


 そういった、社会の約束事の “条件付け” から自由になっ

て、自分本来の感覚を取り戻す。

  自分というものは、本来、お気楽で、おおらかで、自由

なものだと、自分に思い出させる。

 「そだねー」には、そんなパワーがある様に思います。
 

 しあわせに近づく為に、私は「そだねー」をお勧めしま

す。


 (流行りはすぐ廃れちゃうけどね)





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