2021年3月10日水曜日

途方もない日々



  今朝、気付いたことがある。知っていたのに理解していな

かったことに、突然気が付いた。

 「自分は、無限で永遠の世界の中に生きている」のだと。


 こういうと、大袈裟で誇大妄想に囚われているかのように

思われるかもしれない。けれど、改めて考えてみれば、誰が

考えたって当たり前の事です。


 地球も、あと五十億年もすれば、赤色巨星となった太陽に

飲み込まれて無くなる。そして、太陽も爆発してチリとガス

になる。有限です。

 この宇宙は138 億年前にビッグバンで生まれたことにな

っていますが、それ以前には存在していなかった。そして、

今後どうなるかはいくつか説があるようですが、あるところ

まで膨張した後、収縮し始めてビッグバンの始まる前の状態

まで戻るとか、無限に広がり続けて冷たく冷えて動かなくな

るとか・・・。いずれにせよ、この宇宙も有限ですが、その

前もその後も “この宇宙をも含んだ「この世界」” は在るので

す(「在る」というのも変ですが、他に表現が有りませ

ん)。つまり無限に永遠に「この世界」はあるのです。そし

て、わたしたちは「この世界」の一部として、いま「在

る」。


 当然ながら、わたしたちのこの身体は有限です。けれど、

無限で永遠の「この世界」を構成している、無限で永遠の一

部です。

 そんな誇大妄想のような事実を思いながら、今朝家を出て

歩いていると、世界の見え方が少しばかり変わってしまう。


 無限で永遠の世界を、いま自分が歩いている。

 無限で永遠の世界を、いま自分の足が踏みしめている。

 無限で永遠の世界の中で、いま自分が風を感じている。

 無限で永遠の世界の中で、いま自分が泣いたり笑ったりし

ている。

 無限で永遠の世界の中で、いま自分がその一部として在

る。

 いま、自分も、無限と永遠を体現している・・・。

 いま、あなたも、無限と永遠を体現している。


 これは、妄想ではありませんよ。事実です。そのことを心

に留めれば、人間の世の中などの方が妄想だとわかるでしょ

う。もちろん私やあなたのエゴも。


 人々のエゴや、それの総体としての世の中とは無関係に、

無限で永遠の世界とその構成要素としての私やあなたが存在

している。

 言葉を失ってしまうような感覚です。 
  

 「世界が永遠だなんて言ったって、この身体は何十年かで

死んで無くなってしまう」


 そう思われるかもしれませんね。それについて説明し始め

たら長くなるので、そう思われたら、『「死」から生まれて

きた』(2019/2)という回の話を読んでみて下さい。実のと

ころ、わたしたちの身体も無限で永遠なんです。わたしたち

がエゴの枠をはめなければね。





0 件のコメント:

コメントを投稿