ュースかというと、「自転車のヘルメット着用義務化」とい
うやつなんですけど、自転車は私の日常の交通手段で、それ
に乗るのにいちいちヘルメットをかぶれなんて・・・、寝耳
に水です。何の前触れも無しにいきなり「決定です」
と・・・。
管理中毒の安心安全原理主義者が、私たちには相談も無
く、知らない所で勝手にこんなことを決めて押し付けて来
る。アタマに来る。
「2017~2021年の自転車の死亡事故が2145件で、そ
の内の約6割の1237人が頭部に致命傷を負っていた。致
死率はヘルメット着用者が0.26%で、非着用者が0.59%で約
2.2倍」なんだとか。
五年間で1237人だから、年間247人が頭部に致命傷
を負って、その内の170人が非着用者ということらしい。
“ヘルメットをかぶらずに自転車に乗ることで、年間170
人もの人が命を失っているなんてあってはならないことだ。
毎年、65歳以上の高齢者の方が「転倒・転落・墜落」に
よって8000人ぐらい亡くなっていて、その内のほぼ半数
が住宅内での事故であり、そのうちの74%が同一平面上(平
らな所)での転倒だけど、そのような高齢者に対して「寝て
いる時以外は自宅でもヘルメットを着用することを義務化す
る」なんてことなんかより、自転車で年間170人もの人が
亡くなることを防ぐ方がよっぽど大事だな・・・”
などという意味合いのイヤミを言いながら、ニュースを見
ていたのでした。(ブログを書くにあたって、数字を詳しく
確認しました)
安心安全を旗印に、生きることの気安さをどんどん奪い取
ってゆく連中。さっき書いたように、高齢者に家の中でのヘ
ルメット着用も義務付けるべきだろう。そういうことがお好
きで、そんなに命が大事ならね。
命というものは、生物的な生存のことではない。わたした
ちが日々生きて活動しているそのことではないか。それをが
んじがらめに縛って硬直化させることは、命のふくよかさを
消し去ることだろう。アタマでっかちの管理中毒者にはそれ
が分からない。
コロナのさまざまな対応といい、今回のニュースといい、
つい「自分が死ぬことの何が悪い!?」と大声を出したくな
ってしまう。ヘルメットをしないことで、他人を死に至らし
めるというのではないのだから・・・。ホントに呆れかえ
るし、腹立たしい。
ただただ単純に生存し続けたい人間はそうすればいい。好
きにすればいいのだ。ただ、それを押し付けないでくれ。私
は生存し続けたいのではない。生きているうちに生きたいの
だ!
「安心安全原理主義」という言葉がバズってくれて、誰も
が知る概念になってくれればと、心底思う。
「こいつらと関わってると命が痩せてしまう・・・」
憮然としながら、私はため息をついているのだった。
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