2021年5月23日日曜日

エコノミック ジャンキー



  今回タイトルにしている “エコノミック ジャンキー” とい

うのは、数日前にふとアタマに浮かんだ言葉です。Sara 

Gazarek という歌手の “Junk” という曲を聴きながら、そ

のタイトルを見ていたら急に浮かんだ。

 「金儲けや、金儲けに関わるビジネスに憑りつかれてやめ

られない人間」を指しています。


 「成金」とも「守銭奴」とも「ワーカホリック」とも少し

づつ違う。金儲けとその為のビジネスにのめりこむことで分

泌される脳内麻薬の中毒になっている人間・・・。そういう

人間を表すのに最適な言葉だなと、自画自賛しています。い

るでしょ?そういう人間。

 最近では巨大 IT 企業の CEO なんかが目立ってるけど、私

から見ればああいう人たちはとっても不健全に見える。病気

ですよ。あんなことし続けてるのは。まぁ、こんなブログ書

いてるのも病気かもしれないけどね。


 このブログを書いていることが病気かどうかはさておき、

「経済的がらくた」というのであれば、私なんかはそうだろ

う。「勝ち組」なんかには絶対になれない。そんな能力持ち

合わせていないですからね。経済的には役立たずの私の方

が、「勝ち組」からみれば「がらくた」にちがいない。け

ど、それは “エコノミック ジャンク” ですね。

 “エコノミック ジャンキー” は、「経済中毒者」です。“過

生産的” な、異常な経済活動がやめられなくて、さまざまな

問題を引き起こす厄介な存在です。

 「これで終わり」ということが無いその活動は、もはや自

分の為でも社会の為でもない。ただただ、金儲けとそのビジ

ネスから得られる興奮と陶酔を追い求め続ける・・・。それ

はもう「欲望」のしわざではない。彼らはやめられないんで

す。彼らは病気です。だから “ジャンキー” 。


 薬物中毒者を指す、いわゆる “ジャンキー” は、だいたい社

会の底辺にいるもの(それによって底辺に落ちたりしてしま

うもの)で、それはそれで問題ではあるけれど、“エコノミッ

ク ジャンキー” の場合は、面倒なことに社会の上の方にい

て、大きな影響力を持っていることが多いので、その興奮と

陶酔を求める活動の影響も大きい。彼らのちょっとした動き

で社会が振り回されてしまう。迷惑です。


 芸能人が覚せい剤を使ったからといって、それで一般人に

迷惑がかかるわけではないけど、テレビなんかはそういうこ

とで大騒ぎする。まるで極悪人のように・・・。注視すべき

は “エコノミック ジャンキー” のやらかすことの方だと思う

けど、マスコミも同類だから問題にしない。いや、同類だか

らそのことに気付けないというのが本当かもしれない。


 「それはあなた、中毒ですよ」


 すくなくとも、何度も何度も事あるごとにそう言ってあげ

て、彼らに自覚を促し、社会の方も「彼らは中毒なんだ」と

知っておいた方が、大きな社会問題を起こさずに済むだろう

と思うのだが、そんな変なこと考えてるのは私だけかもしれ

ない。


 そんなことを考えていると、世の中には他にもいろいろな

ジャンキーがいることに気付く。

 “イデオロギー ジャンキー” とか “アジテーション ジャン

キー” とかが、政治家とかマスコミや、何かの活動家とかに

いっぱいいて、こちらも害が大きい部類だろう。


 さしずめ私は、中程度の “スピリチュアル ジャンキー” と

いったところなんだろうな。でもまぁ、このブログを読んだ

人にちょっと気持ち悪いと思わせることがあるぐらいだろう

から、その害といっても、庭先のイモムシ程度のものだろう

と思うので、どうぞご容赦を。付き合ってたらキレイな蝶

が見られるかもよ。

(・・・私の場合、中毒というよりただの妄想癖か・・・、

まぁいいけど)



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