年が明け 2022年 となった。「一年の計は元旦にあり」。
私には計など無い。有ったためしもない。ずっとなりゆきで
生きて来た。
世の中には計を立てる人も結構いらっしゃるのだろうが、
そういう人も、なりゆきに任せると考える人も、それがそれ
ぞれの人のなりゆきだと思っているので、そこに大した違い
があるようにも思わない。その人はそういう人生だというだ
けだから。私は「今日、誠実に生きたら、それでいいんじゃ
ない?」と思うだけ。私の計は元旦ではなくて「いま」にあ
る。
いま、自分や自分の周りにとって良いと思えるように動
く。それが最善だろうし、それしかできないだろう。
ものごころ付いた時から、ほとんどの人は “人生は「何か」
そこに生きることの喜
びや本当の価値があると。
何かの目的の為に生きるんじゃない。生きることそのもの
が目当てなんだと。
わたしたちのアタマが作り出すさまざまな意味や希望とは
無関係に、心臓が動き、呼吸をし、寒くなれば自然と暖かい
服を着て、これまでのいきさつに動かされて何処かへ出かけ
て、何かをする。
そんな無意識と意識とエゴがないまぜになった日々を、今
日もそれなりに生きている。何故かは知らずに生きている。
その生きていること自体を味わう。
正月というのは、そういう在り方に想いを寄せるのには、
いい機会かもしれない。と、そんな気がしないでもない。
謹賀新年
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