2020年1月1日水曜日

エゴも “お休み”




 年が明け、2020年。あけましておめでとうございます。

人間のアタマの中だけではね。

 別にそのことに難癖をつけるつもりもない。普通のことは

普通でいい。普通はね。


 今日は少し風が冷たいけど、いい天気で日差しが暖かい。

車が少なくて静か。穏やかで気分がいい。普通に、当たり前

にそう感じる。


 けども、その「普通に、当たり前に、気分がいい」と感じ

られるのが、正月ぐらいだというのは、「世の中は根本で間

違ってる」ということの証左でしょう。

 「普通に、当たり前に、気分がいい」という状態が、“普

通” のはずじゃない?だって「普通に、当たり前に・・・」

なんだから。


 経済に化かされ、夢や理想に化かされ、わたしたちは入り

乱れて走り回っている。精神的にも身体的にも・・・。

 そのドタバタの中で、本来「気分がいい」のが当たり前の

はずの “普通” は、蹴散らかされて普通ではなくなってしま

った。正月のようにドタバタが少しお休みする時に、時折り

姿を見せるだけ・・・。その意味では、まぁ、正月に「おめ

でとう」と言ってもいいのだろうね・・・。


 世の中のドタバタの、そのスピードがあまりにも加速さ

れ、もう人間の限界を超えていると思う。今年あたり、それ

に反旗を翻す動きが世界中のあちこちで起こるんじゃないだ

ろうかという気もする。そろそろ、その時期なのかもしれな

いと。

 「いいかげんにしろよ!人間をなんだと思ってるんだ!」

ってね。


 まぁ、勝手にそう思うだけだけれど、誰もが精神的にも身

体的にも追い込まれ、煮詰まってしまっているのは確かだろ

うから、もうすぐ “人類の精神的な転換点” とでもいうべき

事が起こっても、私は不思議だと思わないね。それが起こら

なければ、人類には相当過酷な未来が待っているだろう。

(この前《起こらなければならない “事” は無い》と書いた

ばかりなんで、未来がどうなろうと知ったことではないけれ

ど・・・)


 元日から、メンドウなことを書いているけど、さっき書い

たように「気分はいい」のです。わたしたちは、この “正月

気分” を日常化するような〈意識の立ち位置〉を探したほう

がいい。個人個人がね。

 私の言葉では「ライフサイドに立つ」ということなんだけ

れど、“正月気分” というのは、「ライフサイド」に繋がっ

てると思うね。「エゴも、“お休み” 」って、感じでね。

 よいお正月を。



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