2020年5月14日木曜日

“新しい思考様式”  コロナ ㉒



 新型コロナのニュースの中で、一つ良い話題があった。

 自粛の影響で、学校や会社に行かなくてよくなったせい

で、四月の自殺者数が減ったらしい。

 コロナのせいで、生活が破綻して自殺する人が増えると思

っていたが、それよりも、従来の暮らしの中で受けるプレッ

シャーから解放されて持ちこたえた人の方が多かったという

ことのようだ。

 良い話題だが、一方で、それほど今の日本の普通の社会は

病んでいるということが露呈してしまったとも言える。


 「病んでいるのは、社会じゃなくて個人の方だ」という見

方もできる。けれど、「“病んだ個人” が自ら死ななくては

ならない社会」は、“病んでいる” と言ってよいだろう。

 しかし、新型コロナで病んだ人や病むかもしれない人の為

に、沢山の人の暮らしを顧みずに動くことができる社会なの

だから、世の中のプレッシャーや非情さに苦しむ人をおもん

ばかるくらいは朝飯前なのではなかろうか?(イジワル言っ

てる~)


 考えてみて欲しい。

 世界的な混乱を招く感染症が広がっている社会で、その

会的混乱のせいで自殺しなくて済む人がたくさん出てくる社

会とは、いったいどんな社会なのか? 

 その社会は、そもそも狂気に支配されてる社会じゃないだ

ろうか?


 今回のようなバカな騒ぎで人の暮らしがメチャクチャにな

るのはいただけない。

 けれど、これまでの人の暮らしが良いものだなどとはとて

もじゃないが言えない。

 「暮らしが破綻したら自殺者が減る」なんて、呆れかえる

しかない。

 分かってるか? 政治家たちよ、経営者たちよ、教育者た

ちよ、すべての日本人よ。


 いい機会ではなかろうか。

 「今の社会は狂っている」とみんなで自覚しよう。

 『新しい生活様式』ではなく、“新しい思考様式” を生み

出そう。

 こんな病気ぐらいで世の中を狂わせて平気なのだ、やろう

と思えば、それぐらいのことはできるだろう。


 「目標」「効率」「こうあるべき」

 それらを押し付けず、人が本来持っている “善性” に

、信じる。

 人が幸福であるためには、その方がいいだろう。



 「目標」「効率」「こうあるべき」

 それらを押し付けず、人が本来持っている “生きる力” に

任せ、信じていれば、今回のコロナ騒動も、もっと穏やかな

展開をみせていたのではなかろうか?


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 このところ、ずっと気分が悪いので、憂さ晴らしに言って

おこう。


 “新型コロナ専門家委員会” は、『新しい思考様式』を身

につけましょう。思考が「ロックダウン」して、偏見が「オ

バーシュート」しているよ。

 それから、彼らは事あるごとに「可能性は否定できな

い・・・」と言う。

 これは “魔法の言葉” だ。

 この言葉を使えば、どんな妄想を語ったとしても許され、

後で間違いだと分かっても、責任を免れる。



 私が思うに、いま語られているストーリーの他に、少なく

ともあと五つは、「可能性を否定できない」違う見方ができ

るよ。論理的、科学的にね。

 安倍総理、見てる?





 
 

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