2019年9月24日火曜日

気候変動を止められたとしても・・・



 海外では、気候変動(まぁ地球温暖化のことでしょうが)

をなんとかしろと若い子たちが声を上げ始めているようだけ

ど、「みんなで貧乏する気」はあるのかな?

 本気で気候変動を止めるのなら(それが温室効果ガスのせ

いだとして)、今の経済活動・・ようするにむやみやたらに

資源を使いまくる文明の在り方をストップしなければならな

い。少なくとも化石燃料の使用を現在の一割以下に抑えなけ

れば話にならないだろう。

 化石燃料の使用が減れば、それに伴って他の資源の使用も

減るから  石油や石炭が使えなければ、他の資源の運搬や

活用もできないからね  経済活動も抑えられ、物の使用も

減り、文明はごく小さなものになる。ようするに「みんなが

貧乏になる」。まさか、今の暮らしはそのままで、化石燃料

の使用を減らし、気候変動を止めようなんて思ってるんじゃ

ないだろうね? もしそうならあまりにもナイーブ過ぎる

し、エゴイスティックな話だ。


 「みんなで貧乏する」どころか、化石燃料の使用を大幅に

減らせば、億単位の人間が飢え死にすることになるだろう。

貧しい人たちがね(私も入っているかもしれない)。

 そうして、地球人口が激減して初めて、人類は化石燃料に

頼らない暮らしを取り戻すことができるだろう。その暮らし

は中世以前のようなものにならざるを得ない・・・、だから

「みんなで貧乏する気はあるのかな?」と言いたくなる。


 “再生可能エネルギー” なんて、おとぎ話だよ。国連だか

何だか知らないけど、「2050年までに、温室効果ガスの排

出を0にする」なんて言ってるそうだ。テレビを見ながら吹

き出してしまった。よくもまあ大の大人が集まってそんなこ

と言うもんだ。

 もし本当にそうするのなら、それぞれの国が交流を断ち、

それぞれの国の中でも小さな集団で小さな地域に分かれて、

あらゆるものを地産地消で完結させ、それに満足して生きて

行く必要がある。他所と交流し、自分の所に無い「何か」を

求めるには、余分なエネルギーが要るからね。


 日本の江戸時代でさえ、文化の発展に伴って、燃料・材料

として木を沢山切ったから日本中ではげ山が広がったんだか

らね。それを、今の文明を化石燃料無しでやろうなんて、あ

まりにも子供っぽい希望だね。


 私もそんなことは望まないけど、もう覚悟するしかないん

だと思うよ。この文明は、そんなに遠くない将来に終わるん

とね。若い子たちには申し訳ないけど、イヤでもこれか

ら、「貧乏するしない」ということになると思うよ。

 運が良ければ中世に戻って、“前の中世では持ちえなかっ

た価値観” でもって、皆が幸福に暮らせるかもしれない。

「ホント、人間は何千年もバカだったよな!」ってね。


 若い子たちにそんな未来を生きて欲しくて、私はこんなブ

ログを書いてるんだよ。

 「アタマは悪さをするから気を付けてね」って。


 だって、このまま行けば、「人口崩壊」「水と食料をめぐ

る戦争」が起こる確率はとてつもなく高いだろうから。その

「わるさ」をするのは、わたしたちの〈アタマ〉だからね。


 暗い話になってゴメンナサイ。




 (よかったら『地球温暖化どころじゃない・・』2017/8 

も見てみてください)

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