2020年2月16日日曜日

ルーシー・トーマスを聴け!



 ルーシー・トーマス(Lucy Thomas)という、オーディ

ション番組をきっかけに歌手デビューした16歳のイギリス

の女の子に、最近ハマってしまっている。


 ホイットニーヒューストンがデビューした時も「すごい人

が出て来たなぁ」と思ったものだが、ルーシーの衝撃はその

四倍ぐらいだ。

 オーディション番組の審査員が「パーフェクト」と評した

が、「パーフェクト」としかいいようがない。歌手として求

められるすべての要素を完璧に備えている。しいて言えば、

声量がまだ少しあってもいいということぐらいだろう(今で

も十分だけどね)。


 ノートパソコンのスピーカーで聴く You Tube の歌声

に、心を揺さぶられてしまうのだ。なんという才能!デビュ

ーCDを早速買って聴いているが、次のアルバムを早く聴き

たくてしようがない。


 かねてから私は、「人類史上、最も歌の上手い人間は美空

ひばりだ」と思ってきた。ジャンルの枠にとらわれず、あら

ゆる表現の可能な万能の歌手だと。まぁ、日本の “流行歌” 

を歌う “昭和の歌手” としての「クセ」というものはありま

したがね。

 そして、あのような完璧さを持つ歌手はもう現れないかも

しれないと思っていた。が、現れたんですよ。ルーシー・ト

ーマスが!


 歌い過ぎることがない。歌い足りないこともない。

 その曲が求めている最高で最適なものが本能的に分かり、

そしてそれを表現できる・・・。

 まだ16歳だが、あと二年もすれば、本当に、まさに「完

璧」になるだろう。そして人生経験を積むに従い、その表現

に深みが加わってゆくだろう。空恐ろしいというか、こんな

歌手の歌が聴ける時が来るなんて夢のようだ。なんと有難

い。


 彼女は、オリジナル曲ではなく、ミュージカル曲や他の歌

手の曲をカバーしているのだけど、彼女にカバーされる歌手

はたまったもんじゃないだろうな。ことごとくオリジナルを

越えてしまう。その意味では同業者に嫌われるかもしれな

い。私が嫌いな『アナ雪』のテーマも、彼女が歌うと名曲

だ。みごとなコントロールとエモーション。

 幼いころからボーカルトレーニングをして来たそうだが、

それを生かし切る天賦の才能を持っている。

 あまりの感激に You Tube のオリジナルサイトにコメン

トしたら、可愛い返信を送ってくれた。もうメロメロであ

る。


 何かアクシデントが無い限り、彼女は世界的な歌手として

長く人々に感動を与えて行くことになるだろう。ぜひ、そう

なって欲しい。いや、そうならないはずがない。彼女の歌声

は人類の宝だ。もしそうならないのなら、世界の音楽シーン

など消えてなくなればいい。存在する値打ちなどないとまで

思うね。


 ああ、聴きたくなってきた。


 人生にはこんなに楽しいこともある!







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