2021年11月21日日曜日

パーフェクトワールド



 昨日、「誰もが全知全能だ」という話を書いて、そのあと

が付いたことを書きます。

 「不完全」についてです。


 わたしたちは皆、「全知全能」です。つまり「完全」で

す。

 世界も「完全」です。それは言うまでもないことです。人

が「世界は不完全だ」と思うとしたら、それは、世界に自分

の都合を投影して見るからです。自分の都合に合わないから

「不完全」だと思うだけです。

 世界は「完全」です。

 自分も「完全」です。

 どこにも、「不完全」なことなど存在していないのです。

「不完全」が存在しているのは、唯一、わたしたちのアタマ

の中だけです。

 アタマが、区別し、比較し、意味付けをし、評価をしなけ

れば、「不完全」など生まれようが無いのです。

 この世界に「不完全」が存在しているように見えるのな

ら、それはアタマが身勝手な暴走をしているのです。

 どのように異常な世界に見えても、たとえすべての人が受

け入れられないことでも、それは「不完全」ではないので

す。

 本当に、本当に、愚かで酷い事で、すべての人間が受け入

れない事でも、「不完全」な事ではないのです。


 私は、このブログの中で、よく逆説的なことを書きます

が、わたしたちが、“この世界と自分は「完全」である” と受

け入れた時、その時初めて、それまで思っていた「不完全

さ」が、実際に「完全」へと変わり始めるのだと思います。

意識の在り方が、現実の世の中を変えるのです。

 わたしたちの “かたくなさ” 、“こだわり” が解け、それが

んでいた現実の流れが、わたしたちに沿うように流れ始め

る。


 「不完全」はわたしたちのアタマの中にしかありません。

 世界は「完全」です。

 わたしたちひとりひとりも「完全」です。

 「不完全」は妄想に過ぎません。むしろ、その、妄想の

「不完全」が、実際の世の中に「不完全」としか思えない

うな出来事を生んでしまうのです。それはバカバカしい悪

環です。


 とはいえ、私やあなたが、「この世界は完全だ」と心から

思ったとしても、現実世界の「不完全さ」は消えません。大

多数の人々が「この世界は不完全だ」と思っているせいで、

実際にそううしかないような出来事が起き続けるからで

す。

 それでも、私たちは「この世界は完全だ」と思い続けてい

いのです。それが「この世界」ならば、それで「完全」なの

です。私たちには「この世界」しかありません。そこで何が

起ころうと、それは「完全」でないはずがありません。


 どんなに「不完全」に見えても、それは自分の都合です。

 どんなに都合が悪くても、それを「完全だ」と受け入れる

ことで(世の中や、誰かに、無条件に従うということではあ

りませんよ。意識の上でのことです)、世界が裏返しになり

ます。私たちの意識のベクトルが逆向きになります。そし

て、現実の世界との関わりも逆向きに動き始めます(個人の

感想ですが・・・)。

 もしも、そうならなかったとしても、すでに「世界は完

全」だという意識になっているのです。もはや、何の問題も

ありません。


 世界は「完全」です。

 私もあなたも「完全」です。


 そう受け入れ辛いのは確かですけどね。でも、「完全」な

んです。







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