2017年10月16日月曜日

偉い人が、偉い


 “エラそうな人” は誰でも嫌いですね。

 何故かというと「偉くない」からですね。

 「偉い」のなら、「エラそうにする」必要はありません。

だって、すでに「偉い」んだから。


 すでに「偉い」人は、放っておいても人から尊敬されたり

慕われたりしますが、「偉くない」人は放っておいたら、放

ったらかしにされるので、必死になって周りの関心を買い、

周りに “ひとかどの人物” だと思わせようと「エラそう」に

します。

 人から慕われたり、尊敬されたりする資質を持たない人

が、それを求めるのですから、嫌がられて当然です。

 むしろ本当に「偉い」人は、偉ければ偉い程、エラそうに

はしません。


 「偉い」人は、自分以外の人や存在に対して、その価値を

認め、尊重するゆえに「偉い」のです。

 人を尊重するから、人に慕われるのだし、人の価値を認め

るから、人と共に大きなことを成し遂げられる。

 力尽くで人を動かして、大きな事業を成功させても、その

様な成果は時代の移り変わりと共に、消えて行くでしょう。


 それにしても、何だって「エラそう」にして “ひとかどの

人物” に見せたいのでしょう?

 「支配欲」が強いとかいうことも有るのかも知れません

が、そういった人間のアタマの中は、常に “評価” すること

に支配されているのでしょう。そして、何よりも自分の評価

が下がることを怖れている。

 「エラそう」にすることで、「自分は強い立場にある」と

自己催眠をかけ、同時に周りの人間を威嚇して、自分に対す

る評価を封殺する。そこまでするのは、自分に自信が無いか

らでしょうね。でも、何故そんなに自信が無いのでしょう

ね? 子供の頃に、親から否定的に扱われて育ったりしたの

でしょうか?


 そんなことも有りそうですが、ケースバイケース。人それ

ぞれの事情が有るのでしょう。はた迷惑ですが、憐れで気の

毒なことです。

 その場しのぎの優越感を得る為に、孤立し、陰口を叩か

れ、人間としての本質的な喜びを知らぬまま、死んで行くの

でしょう。

 当人はそれで満足で、「大きなお世話」なのかも知れませ

ん(満足するようには思えませんが)。でも、“その満足” 

は、もっと深い “満足” を知らないだけでしょう。

 そういう人には、「ち・が・う・だ・ろ ー!」と言って

あげたいですね。

 綺麗ごとを言うのは気が引けますが、「人と気持ちが通じ

る」「思いを同じくする」というのは、やはり人間にとって

大きな幸せに違いない。



 私も、「偉い人に成りたい」と思いますが、私の成りたい

 “偉い人” は、「“偉い” って、何のこと?」という意識レベ

ルにある人の事なので、成れはしないんですが、「エラそう

にしない」という事は、常に心掛けていたいなぁと思ってい

ます。

 「エラそうにしない」様にすると、相手の事がよく見える

んですよね。



 「エラそうにする」為には、自分を大きく見せようと、自

分のエゴを膨らませて相手との間に置きますから、相手の事

なんか見えないんですね。

 「エラそうにしない」ことで、自分の持ってる偏見(エ

ゴ)が引っ込みますから、相手の事がかなりよく見える。人

間の事が分かって来る。

 社会的な立場が高いのに “エラそうじゃない人” には、気

を付けないと何もかも見透かされてしまいます。そういう人

は、もの凄く “人を見る目” が有るでしょうから。



 “偉い人” というと、一般的に「社会的成功者」と「素晴

らしい人格者」がごちゃ混ぜになっているとおもうんですけ

ど、私は、その辺は分けて考えたいんですよね。

 “地位が高い人” “社会で成功した人” は「成功者」と、

 “人(や物)を尊重する人” を「偉い人」と。

 「人を尊重するがゆえに、社会的地位を得ることになっ

た」という人は、「偉い人」でいいけれど、「人を尊重せ

ず、多くの人を踏みにじる事で、社会的成功を得た」という

人を「偉い!」なんて言いたくない。 言いたくないでし

ょ?


 人を尊重し、敬意を払い、尚且つ行動力のある人が身近に

居たら、「ついて行きます!」ってなるじゃないですか。

 人を尊重せず、敬意も持たず、行動力だけはある人がリー

ダーシップを取ろうとしたら、「勝手にやれば・・」って思

いますよね。



 普通に誰もが使っている言葉の中に、「修正したいなぁ」

「もっと良く考えて使おうよ」と、思うものが沢山あるんで

す。

 人のエゴが持つ価値観と、人が本来持っている価値感が、

違うものなのに一つの言葉の中に一緒になってしまってい

る。そういう言葉がいっぱいあって、いつも苦々しく思うん

です。

 「なんで、そんな雑な言葉の使い方が出来るのかなぁ」

と、不思議なくらい。真逆のことを一つの言葉に乗っけてた

りしますから。

 たくわんとショートケーキを一緒に食べるみたいで、「お

まえ、それ美味いのかよ?」という思いを持ちます。


 そうですね・・・。

 次回は、その辺を少し整理してみようかな。




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