2020年3月20日金曜日

意識は「青空」



 昨日「深刻さ」についてのブログを書いた後も、その話が

自分の中で続いて、重要なことに気が付いた。
 

 わたしたちは「深刻」になろうとしたら、かえって「深

刻」になれない。

 それだけではなくて、「悲しく」なろうとしても悲しくな

れないし、「怒ろう」としても怒れない。「不安になろう」

としても不安になれないし、「淋しく」なろうとしても淋し

くなれない。そういったネガティブな気分・感情というもの

を自分から生み出すことはできないようです  昨日も書い

たように「そういう事柄を考える」のではなくて、「直接、

そうなろうとする」場合ですよ。


 ところが、その一方で、「楽しい」とか「嬉しい」とか

「おだやか」といった、“いい気分” にはなることはでき

る!(もしかして私だけだろうか? 試して下さい)


 これは、大きな発見でした。

 どうやら、ネガティブな気分・感情と、“いい気分“ は、

同じ次元の感情ではないようです。

 ネガティブな気分・感情は、「思考」の働きで生まれるも

のであるのに対して、「楽しい」「嬉しい」といった “いい

気分” は、もともとわたしたちの意識に備わっているもの。

“意識の在り方そのもの” なのではないか? だから、そこ

意識を向けるだけでそれを感じられるのではないか?


 ネガティブな気分・感情は、それを喚起させる事柄に紐付

けなければ生み出せないけど、“いい気分” は「生まれる」

のではなくて、元々そこに在るものなのだ。


 “いい気分” は青空のようなもので、ネガティブな気分・

感情は、雨のようなものなのだろう。「出来事」という雲を

刺激して、自分で雨を降らせてしまうのだ。だから「空(く

う)」がしあわせのキーワードなのだ。

 そんな風にひとりで納得して、しあわせになってしまっ

た。


 「苦しく」なったら、自分から「もっと苦しく」なろうと

して下さい(くれぐれも「苦しいこと」を考えないよう

に)。

 そうして「苦しさ」を見失ったら、自分の中に「おだやか

さ」や「楽しさ」を探して下さい。必ず在ります。見つかり

ます。そして、それが自分の本質であることを確かめて下さ

い。


 わたしたちは、本来「おだやか」で「嬉しく」て「楽し

い」、“いい気分” の存在なのに、そこに流れてくる “出来

事という「雲」” を思考で刺激して、自分で雨を降らせてい

るようです。


 雲の周りには青空が広がっているし、雲自体も青空のアク

セントです。

 実際の雲はそれ自ら雨を降らせますが、思考の「雲」はそ

れ自ら雨を降らせない。


 本当ですよ。わたしたちの本質、意識の基本状態は「青

空」なんです。






0 件のコメント:

コメントを投稿