2020年3月4日水曜日

「新型コロナウイルス肺炎」という “お話し”  コロナ ⑧



 今回、「新型コロナウイルス肺炎」(そう呼ぶことにす

る)のせいで、感染症についていろいろ考えたおかげで、こ

ういう仮説にたどり着いた。今からその「こういう」を説明

したいと思う。


 中国の武漢市で複数の肺炎患者が出て、その患者を調べた

ところ、いままでとは違う型のコロナウイルスが見つかり、

「このウイルスが肺炎を起こしている」とされ、“新型コロ

ナウイルス” が引き起こす「新型肺炎」とされた。け

ど・・・、ホントに “新型コロナウイルス” が肺炎を起こし

ているのか?ちゃんと調べたのか?

 ちゃんと調べてるわけがない。あの短期間でそのような調

査研究ができるわけがない。(もしかしたら、“専門家” は

「出来る」と言うのかもしれないが)


 わたしたちの身体には、皮膚にも口の中にもおなかの中に

も、何種類もの常在菌や常在ウイルスが生息している。ま

た、わたしたちは日々何種類もの細菌やウイルスに感染して

いる。

 仮に、今回見つかった “コロナウイルス” が、近年変異し

て、人の常在ウイルスとして世界中の多くの人に住み着いて

いるとか、環境中に広く分布して常に多くの人に感染してい

るものだと考えてみる。もしそうなら、世界中どこで調べて

も、結構な数の人が感染しているのが確認されることにな

る。ほとんどの人がブドウ球菌を持っているように。


 それと同時に考えたいのが、「肺炎」という病気が、ごく

ありふれた「病気」だということだ。

 もしかすると、「すでに多くの人が感染している “新型コ

ロナウイルス” 」が、他の理由で「肺炎」や「風邪のような

症状」(ようするに風邪だけど)を起こしている人から見つ

かるだけなのかもしれないではないか。


 人が「肺炎」を起こす(普通「肺炎に罹る」とは言わない

ことに注意して欲しい)理由にはいろいろあるが、代表的な

ものとして、「細菌」や「ウイルス」の感染が上げられる。

要するに「病原体」に感染することで「肺炎を起こす」とさ

れるのだが、実際に「肺炎」を起こすのは「病原体」ではな

い。「肺炎」を起こすのはわたしたち自身の免疫機構だ。


 免疫細胞は、侵入してきた異物に対抗するために、自分た

ちの活性を高めようと「サイトカイン」という物質などを放

出する。その「サイトカイン」が過剰になると、炎症が起き

る(「炎症」と認識できるレベルの「対サイトカイン反応」

が起きる)ことになる。

 免疫細胞が「活性を高めよう」とする契機となるのが、

「細菌」や「ウイルス」などの異物の侵入だというのは間違

いではないのだろうが、もともと「免疫活性」が高い状態で

あれば、免疫細胞は「サイトカイン」をむやみにださなくて

も、異物に対応できるのではないか?「肺炎」などの “炎

症” を引き起こす根本の原因は、「細菌」や「ウイルス」な

どの異物の侵入ではなくて、そもそもその人の免疫活性が低

いことだと考える方が妥当ではないか?

 「病原体」に感染しても、発症しなかったり、発症しても

軽かったり、重篤になったりするという違いは、「個人の免

疫力の違い」だと “専門家” も言う。ならば、「病原体」が

強いとか弱いとかではなく、「なぜ免疫力(免疫活性)に差

が出るか?」ということの方に目を向ける方が合理的だろ

う。


 今回おきている「肺炎」のような “現象” は、「感染症」

というより、『免疫不良症候群』とでも呼ぶ方がいいのでは

ないかと思う。原因は「ウイルス」ではなく、「免疫活性の

低下」だと。


 例に挙げれば、エイズの代表的な死亡原因の「カリニ肺

炎」。(現在では「ニューモシスチス肺炎」というのだそう

だ)

 免疫不全を起こしているために、ごくありふれた「細菌」

などで肺炎を起こし、重症化して亡くなってしまうが、その

原因は「細菌」ではなく、免疫不全だと誰もが考える。

 それならば、一般的な「感染症」も、エイズのような「免

疫不全」ではないにしろ、なんらかの理由で「免疫不良」を

起こしていることが発症の理由だと考えても、なにもおかし

くはない。警戒すべきは、「細菌」でも「ウイルス」でもな

く、「免疫活性の低下」だろう。


 「感染症の “専門家” 」と呼ばれる人間が、メディアに登

場したり、政府に求められて意見を述べたりしているようだ

が、私はあの人たちの持つ「知見」や「常識」に懐疑的

  だから “専門家” と “ ” で括っている。


 人類は、「感染症」や「ウイルス」というものをまだまだ

よく知っていない。かなり昔に考えられた「ウイルスと感染

症のストーリー」を拠り所にして、他の見方・可能性を排除

して今日まで来てしまっているのだ。これまで拠り所にして

きた「ストーリー」が根本から覆される可能性だって十分に

あると思うよ。今回の “専門家” たちの発言を聴いていると

余計にそう思うね。

 どの業界でも 、“専門家” がただの「専門バカ」だという

ことは珍しいことではない。何かの「専門」になると、視野

狭窄を起こしやすいからね。


 「政府の対応が後手」だとか言う人間が大勢いるようだけ

ど、私の目からは「誤手」にしか見えない。批判を受けたく

ないだけの政治家と、自分の考えを持たない(持ってはいけ

ない)官僚と、視野狭窄の「専門バカ」が、日本のみなら

ず、世界を引っ掻き回しているんだ。それと、忘れてはいけ

ないのが、この三者にエネルギーを供給している存在。“正

しい人” である「安心安全原理主義者」たち・・・。


 ここに書いたことが正しいかどうかは知らない。「そうい

う見方もある」ということです。


 《 「正しい」とは、

 そういうことにしておけば気が済むということである 》


 そんなことを言っている人間のブログですからね。これ

は。




 

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